
↑エチオピアで Rex Baker が撃ったナイルワニ(5.2m) |
アフリカのナイルワニは、イリエワニに次いで大型のワニ。最大7mに達する。 1903年5月、ドイツのハンター、Hans Besser がウガンダでしとめた巨大なワニは全長7.6m、胴回り4.3mもあったという。頭骨は長さ1.4m、幅94cmでこれから推定すると全長は12mくらいなければおかしい。Besser によると尾の先4分の1ほどが失われていたそうだがそれでも奇妙なプロポーションだ。 ウガンダのキョーガ湖で1920年代に8.2mの記録があるが Gerald L. Wood(1972)はかなりの水増しがありそうだという。 |
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BBC(2002)が伝えるところによると、タンガニーカ湖近くのブルンディの Ruzizi 川に、住民から Gustave と呼ばれている非常に大きなワニが生息している。推定6〜7mといわれ、イリエワニの大物にもひけをとらない。Gustave の棲家、Ruzizi 川はコンゴとブルンディの戦場にもかかわらず、しかも人食いだとされているのに、観光客のお目当てになっているという。 Gustave の名付親であり、ブルンディ在住のフランス人環境学者、Patrice Faye によればこのワニは繁殖期になると雌を求めて Ruzizi 川を出て行くが、この時が最も危険であり17人も殺された年があった。 このワニは人を餌にして生きており、過去10年間での犠牲者は200人を超えるといわれる。Gustave を生け捕るプロジェクト Gedeon Programme がフランス人チームによって始められているが、これまでのところ(2003年5月)2回の試みは失敗している(BUJUMBURA - AANA)。 |
2006年11月、Gustave はしばらくぶりで目撃され生存が確認されたが、その後の大雨で再び姿が見えなくなったという(NationalGeographic)。
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| 全長(m) | 場 所 | ハンター&備考 |
|---|---|---|
| 7.0 | モザンビーク、ザンベジ川流域 | − |
| 6.5 | タンザニア(1905)、ビクトリア湖南岸 | Duke of Mecklenberg |
| 6.4 | ソマリア、Juba 川 | Douglas Jones |
| 6.4 | ビクトリア湖(1948) | Eric Nowotny。彼はさらに大きなワニ(約6.7m)を目撃したが見逃したという。 |
| 5.9 | ウガンダ(1953)、セムリキ川 | Uganda Game and Fisheries Department、胴回り2.2m |
| 5.9 | ボツワナ(1968)、オカバンゴ | Bobby Wilmot、胴回り2.1m、推定体重800kg。胃の中からロバ、2頭のヤギ、行方不明だった女性が見つかる。 |
| 5.8 | ナミビア(1952)、クネネ川 | Major Trollope |
| 5.7 | マラウイ | C. Yiannakis |
| 5.7 | エチオピア(Lake Chamo) | Modesta Williams |
| 5.6 | エチオピア(Lake Chamo) | Fred Fortier |
| 5.6 | ウガンダ(1954)、セムリキ川 | エリック・フォン・ヒッペル。雌だとされるが |
| 5.5 | ジンバブエ | Pat Harkins |
| 5.5 | ウガンダ(1950)、セムリキ川 | game ranger |
| 5.5 | エチオピア(Lake Chamo) | Robert R. Moore |
| 5.4 | ザンビア(1950-51)、カフェ川 | Glover & Van Bart がしとめた1406頭のうちで最大の個体。 |
| 5.3 | ジンバブエ(1997) | − |
| 5.3 | ザンビア(1927)、カフェ川 | W. Hubbard |
| 5.3 | スーダン(1947)、Bentiu | 警官が射殺 |
| 5.3 | タンザニア、ルクワ湖 | Jack Bousfield が殺した3万頭!のワニのうちで最大。 |
| 5.3 | タンザニア | John Sanderson |
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アンゴラ南部で川に水くみに出掛けた子どもたちが相次いでワニに襲われ、この数週間で9人が犠牲になっていることが2009年5月6日、国営ラジオにより伝えられた。 クワンザスル州当局によると、ワニによる被害が発生しているのはアンボイム地方にあるケベ川で、これまで10歳から16歳の子ども少なくとも9人が死亡したほか、女性数人も襲われたという。 同地方では運河が閉鎖され、住民は−つまり女性や子供たちは−ワニが群生するケベ川での水の調達を強いられている(ロイター)。 ※ じゅぷひさんから知らせていただきました。 |
ナイルワニはサハラ以南のアフリカおよびマダガスカルに生息しているが、マダガスカルには比較的最近まで別にもう一種のワニ(Crocodylus robustus)がいた。このマダガスカルワニについてはほとんど語られることがないが(あるいはナイルワニと同種ということになってしまっているのかも)、古い動物図鑑に全長9mに達すると出ていたのを覚えている。またこの1行以外に記載がなく、挿絵もなかった。Gerald L. Wood(1972)によると半化石状態で見つかった幾つかの頭骨は70−75cmあったので、全長6mは超えていたことになる。

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アメリカの爬虫類学者の中には、オリノコワニやアメリカワニが最大のワニであると主張する向きもある。日本の動物図鑑にも全長7.2mに達するなどと書かれていたりする。 |
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オリノコワニ 以前はコロンビア(メータ川)やアマゾンにも分布していたが、最近ではベネズエラのオリノコ川流域に限られる。野生下での生息数は300に満たないともいわれる。 アメリカワニに似ており、その亜種と考える学者もいるが、アメリカワニがよく汽水域、海水域にも進出するのに対し、オリノコワニは純粋な淡水性で海の近くには住まない。 ベネズエラの北方、250kmほどの位置にあるトリニダッドで見つかったことがあるが、洪水によって川から沖に流され、辿り着いたものと考えられている(Malcolm Penny, 1991)。 ←ベネズエラで飼育下のオリノコワニの体重を量るようす。いくらだったのかは(スペイン語なので)わからなかったが、通常長さ3−4m、体重200−430kgである。 |